大豆油インキ
当社、印刷部門においてこの度、アメリカ大豆協会(ASA)からソイシール(マーク)の使用許可を取得しました。
当社で印刷されるプロセスインクを使ったカラー印刷に対して大豆油インク(ソイインク)が使用できるようになりました。
大豆油インク(ソイインク)は、従来のインク(油性インク)に比べ技術的な部分に大きなメリットが期待でき、世界的問題である環境保護にも大きく役立つことができるのです。
これからのクレアールの印刷は、印刷物の品質のさらなる向上はもちろん、自然環境への配慮を考えた未来ある印刷に取り組んでいきたいと考えております。

従来の印刷インクは、石油系有機溶剤を含む油性インクが多く使われておりました。しかし、油性インクは揮発性があるため印刷中に蒸発し、作業者の健康を害する恐れや環境や大気を汚す一因とも言われていました。しかし、植物性の大豆油インクの誕生によって作業環境が改善され、ゴミとして埋め立て処分しても地中での油分の分解が容易になり、石油の利用が減ることで環境保護、資源保護に対応できるようになりました。
ソイインクは、原料そのものが環境に良いばかりでなく、再生紙を作る際にも石油系インクと比較して紙とインクの分離が良く、紙繊維の損傷が少なくすむ利点を併せ持ちます。しかし、セット作業や乾燥などでコスト上の問題があり、インクメーカーとの調整を重ねて、大豆油インクの利用を促進する為にも油性インクと同額に据え置かせていただくことにいたしました。
尚、当社ではプロセスインクを使ったカラー印刷の全てにソイインクを使用しております。また、アメリカ大豆協会(ASA)からソイシール(マーク)の使用許可を取得しましたので、大豆油インク使用の印刷物に『PRINTED WITH SOYINK』のロゴマークが表示でき、大豆油インクを使用した印刷物を採用する企業は、環境配慮に積極的に取り組んでいる姿勢を、ロゴマークの表示により社会にアピールできます。
鮮やかな発色
インク中に含まれる大豆油の透明度が高いため、色料の発色が最大限に生かされます。石油ベースのインクよりも発色の鮮やかさを引き出される大豆インクは、多色刷りの新聞が増えている最近の傾向に適合した製品と考えられます。
インキの使用量
大豆インキの発色の良さから考えられるデータとして、印刷工程中に使用するインク量を少なくできる傾向がみられます。ある印刷会社では、同じ量の石油ベースインクよりも10〜15%多くの部数を印刷できるとのデータがあります。
擦り落ちの少なさ
大豆インクは新聞の読者に対して、最も重要な部分に提供できる技術特性をもっています。NAAの調査によると、読者の要望として、新聞に載っている報道内容よりも、インクの擦り落ちのほうが気になるとの調査結果が出ています。
優れたレーザー耐性
印刷されたものをコピーしたりプリンターに通す場合、レーザーに耐性をもったインクが必要大豆油は石油に比べて沸点が高く、石油ベースのインクのように、軟化してプリンターやコピー機を汚す心配がありません。