Illustratorでポケットフォルダーを作る方法

デザイン画面、校正紙、実物ポケットフォルダーを並べたIllustratorデータ作成のイメージ

ILLUSTRATOR DATA GUIDE

最初に商品を決め、専用テンプレートのガイドを基準に作成します

Illustratorでポケットフォルダーを作るときは、白紙の新規ドキュメントから始めるのではなく、注文する商品と一致する専用テンプレートを使用することが重要です。ポケットフォルダーには、仕上がり線だけでなく、型抜き、折り、ポケット、名刺差し込み、印刷できない範囲など、平面の画面だけでは見落としやすい要素があります。

クレアールの印刷用テンプレート一覧では、片ポケット、Lite、Smart、両ポケット、ワイド、ECO、A3の商品別データを案内しています。商品を決めてからテンプレートを選び、背景の塗り足し、重要文字の位置、画像解像度、CMYK、フォントのアウトライン、出力見本を順番に確認してください。

このページで分かること

1

開始前の準備

商品決定、テンプレート選択、原稿・画像・ロゴの準備方法を確認できます。

2

作成の順序

テンプレートを開いてから、デザイン配置、塗り足し、確認用PDFまでの流れが分かります。

3

商品固有の注意

折り線、ポケットで隠れる範囲、型抜き付近へ重要情報を置かない考え方を整理できます。

4

入稿前の検査

アウトライン、画像、CMYK、出力見本、ファイル名まで確認できます。

01

Illustratorでポケットフォルダーを作る方法を始める前の準備

デザイン作業へ入る前に、商品、印刷面、部数、加工、原稿を整理します。商品を決めないまま作り始めると、完成サイズや型が異なるテンプレートで進めてしまい、作り直しになる可能性があります。

02

専用テンプレートを選ぶ

商品名が似ていても、展開形状や印刷可能範囲が異なります。注文商品とファイル名が一致するテンプレートを使います。

03

原稿と画像を整理する

表紙、裏表紙、内面、ポケットへ載せる情報を分け、ロゴ、写真、地図、連絡先などの素材をそろえます。

04

完成後の見え方を決める

閉じた状態、開いた状態、A4資料を入れた状態で、どの情報を最初に見せるかを決めます。

テンプレートのガイド線をデザインとして使わないでください

型抜き線、仕上がり線、折り線などは制作位置を確認するための基準です。ガイド用レイヤーを動かしたり、線の位置へ重要な文字を合わせたりせず、テンプレート内の説明と商品ページを確認してください。

02

Illustratorでの作成手順

STEP 1

テンプレートを複製して作業用ファイルを作る

ダウンロードした元データは残し、別名で作業用ファイルを保存します。商品名、印刷面、版数が分かる名前にすると取り違えを防げます。

STEP 2

ガイド用レイヤーとデザイン用レイヤーを分ける

型、折り、仕上がりなどのガイドをロックし、画像、背景、文字を別レイヤーへ配置します。ガイドが意図せず動く事故を防ぎます。

STEP 3

背景を仕上がりの外側まで伸ばす

背景色や写真を端まで印刷する場合は、仕上がり位置で止めず、天地左右に各3mmの塗り足しを作ります。型抜き形状があるため、商品専用テンプレートの外周を基準にします。

STEP 4

表紙・裏表紙・内面へ情報を配置する

表紙は会社名や主メッセージ、裏表紙は連絡先、内面は説明や補足情報など、役割を分けます。折り線の近くや型抜き端へ小さな文字を置かないようにします。

STEP 5

ポケットで隠れる範囲を確認する

展開図では見えていても、組み立てるとポケットの裏へ隠れる部分があります。資料を入れた状態も想定し、重要な文字や写真が隠れない位置へ移動します。

STEP 6

画像・色・フォントを整理する

画像は原寸で300~350dpiを目安にし、CMYKで確認します。文字は校了後の複製ファイルですべてアウトライン化し、リンク画像の不足がないか確認します。

STEP 7

作業用AIと確認用PDF・出力見本を保存する

編集可能な作業用データを保管したうえで、注文・入稿条件に合わせたデータを作成します。最終レイアウトが分かるPDFまたはJPEGなどの出力見本も一緒に準備してください。

アウトライン化する前の編集可能データを残してください

アウトライン化した文字は、通常の文字として修正できません。校正後に作業ファイルを複製し、入稿用コピーだけをアウトライン化すると安全です。

03

サイズ・配置・色の確認

ポケットフォルダーのテンプレートには複数の線や範囲が含まれます。線の名称や表示方法は商品によって異なるため、次の役割を理解し、実際のテンプレート内の説明を優先してください。

テンプレート上で確認する主な位置
位置・範囲役割デザイン時の確認
仕上がり位置完成品の外形を示す基準背景はここで止めず、外側の塗り足しまで伸ばします。
塗り足し断裁・型抜き時の白い隙間を防ぐ範囲背景色や写真を天地左右へ各3mm延ばします。
折り・筋位置表紙、背、ポケットなどが折られる位置文字、細い線、顔、ロゴの中心が重ならないようにします。
ポケット・差し込み部分組み立て後に重なる、隠れる、切り込まれる範囲重要情報を置かず、完成見本を想像して確認します。
安全な文字位置仕上がり端や加工位置から離しておく範囲小さな文字や連絡先は余裕を持って内側へ置きます。

CMYKで色を確認する

RGBデータは印刷用のCMYKへ変換され、画面上の色から変わる場合があります。特色もCMYK変換結果を確認します。

画像は使用サイズで確認する

元画像の解像度が高くても、大きく拡大すると不足します。Illustrator上で使用する原寸サイズを基準に確認します。

細い線と小さい文字を避ける

折りや型抜きの近くでは、わずかな位置差が目立ちます。情報を詰め込みすぎず、余白を確保します。

04

よくある失敗と防ぎ方

TEMPLATE

別商品の型で作る

片ポケット、両ポケット、ECOなどは展開形状が異なります。注文商品とテンプレート名を作業開始時と入稿時の二度確認します。

BLEED

背景が仕上がり線で止まる

断裁や型抜きのわずかな位置差で白い縁が出る可能性があります。背景を塗り足しまで伸ばします。

FOLD

折り線に文字が重なる

細い文字やロゴが折り位置へ重なると読みにくくなります。重要情報を折り位置から離します。

POCKET

完成後に情報が隠れる

展開図だけを見て配置すると、ポケットや収納資料で文字が隠れます。組み立て後の見え方を確認します。

FONT

フォントが未アウトライン

制作環境にないフォントは置き換わる可能性があります。入稿用コピーですべての文字をアウトライン化します。

IMAGE

リンク画像が不足する

リンク配置した画像が同梱されていないと表示できません。画像を含める設定または元画像の同送を確認します。

画面上の確認だけでなく、原寸の出力見本も有効です

可能であれば原寸または縮尺を明記した紙へ出力し、文字サイズ、余白、折り位置、ポケットで隠れる範囲を確認します。最終の出力見本は、入稿データと一緒に送れるPDFやJPEGでも用意してください。

05

入稿前チェックリスト

ファイルを送る前に確認する項目

  • 注文商品と使用テンプレートの商品名が一致している
  • 仕上がりまで背景がある箇所に各3mmの塗り足しがある
  • 折り、型抜き、ポケット、名刺差し込みへ重要情報が重なっていない
  • 文字をすべてアウトライン化した入稿用コピーがある
  • リンク画像の不足がなく、原寸で必要な解像度がある
  • カラーモードと特色の扱いを確認した
  • 不要なオブジェクト、非表示レイヤー、孤立点を確認した
  • 最終レイアウトと一致するPDFまたはJPEGの出力見本を用意した
  • ファイル名から商品・表裏・版数を判別できる
06

関連テンプレート・入稿窓口

印刷データ入稿ガイド

Illustratorのアウトライン、塗り足し、画像、CMYKなどの共通確認事項を確認します。

入稿前の注意点を見る

ポケットフォルダーのデザイン・入稿ガイドへ戻る

07

よくある質問

Illustratorでのポケットフォルダー作成は初心者でも準備できますか?

商品専用テンプレートを使い、ガイドを動かさず、塗り足し、文字位置、画像、色、フォントを順番に確認すれば準備できます。作成が難しい場合は、印刷と一緒にポケットフォルダーのデザイン制作を相談できます。

ポケットフォルダーのテンプレートは利用できますか?

はい。印刷用テンプレート一覧から、片ポケット、Lite、Smart、両ポケット、ワイド、ECO、A3の商品別テンプレートを確認できます。注文する商品と同じテンプレートを選んでください。

入稿データに不備があった場合はどうなりますか?

データチェックで不備が見つかった場合は、修正や再入稿が必要になり、希望納期に影響することがあります。アウトライン、塗り足し、リンク画像、出力見本などを送信前に確認してください。

ポケットフォルダーのデザイン制作から依頼できますか?

名入れ、片面、両面のデザイン制作プランがあります。デザイン制作だけの注文ではなく、希望するポケットフォルダー印刷と一緒にご注文ください。

TEMPLATE & SUBMISSION

商品専用テンプレートを選び、完成データを入稿してください

商品が未確定の場合は先にポケットフォルダーの形状と印刷面を決めます。テンプレートで作成し、入稿前チェックを終えたら、最終出力見本と一緒にデータを送信してください。