ポケットフォルダー入稿用PDFの作り方
PDF DATA GUIDE
入稿用PDFは、正しいテンプレートで作り、書き出した後にもう一度確認します
ポケットフォルダーは、表紙・裏表紙・背・ポケット・折り線が一つの展開図に含まれる印刷物です。一般的なA4チラシと同じページサイズでPDFを作るのではなく、注文する商品に対応した印刷用テンプレートを使用し、仕上がり位置、塗り足し、折り線、ポケットで隠れる範囲を確認してからPDFへ書き出します。
PDFに変換しただけでは完成ではありません。PDFを開き直し、ページサイズ、文字、画像、色、セキュリティ設定を確認し、最終の出力見本も用意して印刷データ入稿窓口から送信してください。
このページで分かること
- 商品に合うテンプレートを選んで作業を始める方法
- 面付け、仕上がり位置、3mmの塗り足しを確認する順番
- フォント、画像解像度、CMYKをPDF化前に確認するポイント
- PDFのページサイズ、フォント、セキュリティを確認する方法
- 入稿時にPDFと一緒に用意する出力見本
ポケットフォルダー入稿用PDFを作り始める前の準備
デザインを始める前に、商品、印刷面、テンプレートの3点を確定します。途中で商品を変更すると、展開サイズやポケット形状が変わり、デザインを作り直す可能性があります。
注文する商品を決める
片ポケット、Lite、Smart、両ポケット、ワイド、ECO、A3タイプでは、展開形状と収納部分が異なります。まずポケットフォルダーの商品一覧で用途と部数に合う商品を選びます。
商品別テンプレートを使う
ポケットフォルダー用テンプレート一覧から、注文予定の商品と同じ名称のデータを選びます。似た形状でも別商品のテンプレートを流用しません。
印刷する面を整理する
外面だけか、外面と内面の両方かを先に決めます。表紙、裏表紙、内面、ポケットに何を載せるか、簡単な配置メモを作ると面の取り違えを防げます。
必要素材をそろえる
ロゴ、写真、図表、本文、連絡先、QRコードなどを整理します。使用画像は原寸で必要な解像度があるか確認し、最終内容が分かる出力見本も準備します。
ポケットフォルダー入稿用PDFの作成手順
- 1正しいテンプレートを開く
商品名とテンプレート名を照合し、展開図全体、仕上がり線、折り線、ポケット位置を確認します。別商品のテンプレートへデザインを貼り替えるだけの対応は避けます。
- 2面付けと向きを確認して配置する
完成時の表紙・裏表紙・内面・ポケットの位置を確認します。上下や左右が反転する面がないか、テンプレートの案内と完成イメージを照合します。
- 3背景を塗り足しまで延ばす
背景色や写真を仕上がり位置まで印刷する場合は、共通入稿ガイドに従い、仕上がり線の外側へ天地左右各3mmの塗り足しを作ります。詳しくはポケットフォルダーの塗り足しの作り方で確認します。
- 4文字・画像・色を確認する
Illustratorデータでは文字をアウトライン化し、画像は原寸で適切な解像度かを確認します。印刷用データはCMYKを基本とし、RGBや特色は変換によって見え方が変わる可能性があります。
- 5PDFとして書き出す
テンプレートのページサイズと塗り足しを維持し、意図しない拡大・縮小をしないように書き出します。パスワードや印刷・編集制限は設定しません。Officeソフトを使用する場合はOfficeソフトから印刷用PDFへ変換する方法も確認してください。
- 6書き出したPDFを開き直す
作成ソフト上の画面だけで判断せず、完成したPDFを閲覧ソフトで開きます。ページサイズ、文字化け、画像抜け、罫線、色、セキュリティを確認し、最終出力見本と一致していることを確かめます。
サイズ・配置・色をPDF化の前後で確認する
| 確認項目 | PDF化前 | PDF化後 | 問題がある場合 |
|---|---|---|---|
| ページサイズ | 商品別テンプレートの展開サイズを維持 | PDFプロパティでページサイズを確認 | 元データの書類サイズと書き出し範囲を見直す |
| 塗り足し | 背景を仕上がり線の外側へ各3mm延ばす | PDF上で背景が塗り足し線まで続いているか確認 | 背景・写真を延長して再度PDF化する |
| 文字位置 | 断裁・折り・ポケットで隠れる位置を避ける | 原寸表示で小さい文字と端部を確認 | 重要情報を安全な位置へ移動する |
| フォント | Illustratorはアウトライン化。ほかの方法では埋め込み可否を確認 | PDFプロパティのフォント欄と表示を確認 | アウトライン化または埋め込み可能な設定で作り直す |
| 画像 | 原寸で300〜350dpiを目安に確認 | 拡大して粗れ、抜け、位置ずれを確認 | 高解像度画像へ差し替え、リンク状態を見直す |
| カラーモード | CMYKを基本にし、RGB・特色の使用を確認 | 画面上の見え方と出力見本を照合 | 色変換後の見え方を確認して調整する |
| セキュリティ | パスワードや出力制限を設定しない | プロパティで「セキュリティなし」と操作許可を確認 | 制限を解除してPDFを書き出し直す |
面付けと完成形を照合する
展開図では離れて見える面が、折りと組み立てによって隣り合います。表紙から裏表紙へ続く背景、背をまたぐ線、内面からポケットへ続く模様は、完成形を想像して確認してください。
ポケットフォルダーの印刷可能範囲を確認する隠れる範囲へ重要情報を置かない
ポケットの上端、折り返し、名刺を差し込む部分では、文字やQRコードが隠れる可能性があります。連絡先や注意事項は、完成後も読み取れる安全な位置へ配置します。
ポケットで隠れる範囲と安全な文字位置を見る画面上で正常に見えても、ページサイズが変わっていたり、フォントが埋め込まれていなかったり、セキュリティ制限が付いていたりする場合があります。書き出し後はPDF閲覧ソフトのプロパティを開いて確認してください。
よくある失敗と防ぎ方
別商品のテンプレートを使う
ポケット位置や展開サイズが合わず、印刷や加工ができません。
防ぎ方:注文商品とテンプレート名を最初と入稿直前の2回照合します。塗り足しがない
断裁のわずかなずれで、背景の端に白い部分が出る可能性があります。
防ぎ方:仕上がり線の外側へ各3mm背景を延ばします。折り線やポケットに文字が重なる
完成後に文字が曲がる、隠れる、読みづらくなる原因になります。
防ぎ方:重要情報を折り線とポケット周辺から離し、完成形で確認します。PDF化後に文字が変わる
フォントの未埋め込みや置き換えによって、改行や字形が変わることがあります。
防ぎ方:Illustratorはアウトライン化し、PDFの表示とフォント情報を確認します。画像が粗い・抜ける
小さい画像を拡大した場合や、リンク画像が不足した場合に起こります。
防ぎ方:原寸解像度とリンク状態を確認し、PDFを拡大表示します。出力見本がない
印刷会社側で、意図した面付けや見た目を判断しにくくなります。
防ぎ方:最終のJPEGまたはPDFなど、内容が分かる出力見本を一緒に送ります。ポケットフォルダーPDF入稿前チェックリスト
PDFファイルを送信する前に確認してください
- 注文商品と使用テンプレートの名称が一致している
- 表紙・裏表紙・内面・ポケットの面付けと向きを確認した
- 背景や写真を仕上がり線の外側へ各3mm延ばした
- 重要な文字、ロゴ、QRコードが断裁・折り・ポケット付近にない
- Illustratorの文字をアウトライン化した、またはPDFのフォント状態を確認した
- 画像は原寸で必要な解像度があり、リンク切れや抜けがない
- CMYK、RGB、特色の使用状況と変換後の色を確認した
- PDFのページサイズがテンプレートの展開サイズと一致している
- パスワード、印刷制限、編集制限が設定されていない
- PDFを開き直し、文字化け、画像抜け、線の欠落がない
- 最終内容が分かるJPEGまたはPDFなどの出力見本を用意した
関連テンプレート・入稿窓口
入稿データは、ご注文後に入稿窓口から送信します。クレアールではデータチェックに最大24時間かかる案内となっており、不備がある場合は希望納期に影響する可能性があります。締め切りや最新の受付条件は、入稿窓口の案内を優先してください。
ポケットフォルダーPDF入稿のよくある質問
ポケットフォルダーのPDF入稿は初心者でも準備できますか?
商品に対応するテンプレートを使い、仕上がり位置、塗り足し、文字、画像、ページサイズを順番に確認すれば準備できます。作成が難しい場合は、ポケットフォルダーのデザイン制作もご相談いただけます。
ポケットフォルダー用のテンプレートは利用できますか?
はい。印刷用テンプレート一覧から、注文予定の商品に対応するテンプレートをダウンロードできます。商品名とテンプレートが一致していることを確認して使用してください。
入稿データに不備があった場合はどうなりますか?
データの修正や再入稿が必要になる場合があります。クレアールの案内ではデータチェックに最大24時間かかり、不備がある場合は希望納期に納品できないことがあります。入稿前にPDFと出力見本を確認してください。
デザイン制作から依頼できますか?
はい。ポケットフォルダー印刷と一緒に、名入れ、片面オリジナル、両面オリジナルのデザイン制作を依頼できます。対応範囲と現在の条件はポケットフォルダーデザイン制作ページで確認してください。
READY TO SUBMIT
テンプレートを確認し、完成したPDFと出力見本を入稿してください
商品が未確定の場合は、先に商品一覧で形状と仕様を選びます。PDFが完成したら、ページサイズと表示を確認して入稿窓口へお進みください。

